地域と生きる

農業だけに留まらない。道の駅ピア21しほろ「atLOCAL」を通して伝えたい、この土地の良さと価値

農業者の目線から、私達が住む「士幌町」の今在る価値を、地域の方にも観光客の方にも発信すべく私たち夫婦で「atLOCAL」という会社を立ち上げました。

農業が主幹産業として発展してきた士幌町。私たち農家だから知っている豊かな農風景、多種多様な家庭菜園を中心とした野菜、シーベリーを中心とした10種類以上の果物を栽培する果樹園。士幌町にあるすべての魅力と価値を知れば知るほど、町外の方に発信したくなりました。夢想農園の経営の延長線上に私たちの住む士幌町をより良くしていきたい。誇りに思いたい。更に、「まちづくり」はこのまちに住む人みんなで行いたい。そう思い、この地域の価値をさらに見出し、地域と社会に貢献したく、2016年に株式会社atLOCALを設立。道の駅ピア21しほろの運営受託を2017年より行っています。

この地域に住んで知った士幌町の魅力の一つ。それは、住民がこの地域の面白みを創り続けていることだと感じています。「地区慰安」というイベントでは、年に一度、地域住民が会館に集って、特産のしほろ牛を囲み、青年部が様々な料理を振舞い、余興にゲーム、士幌高校の加工品の販売、会場は大盛り上がり。また、まちの一大イベント「7000人の祭」は、町民の実行委員が主体となり、どうやったら老若男女が集い、楽しんでもらえるかを考え尽くしたお祭りです。多くの町民は元より、それに共感する町外のお客さんも沢山集まります。私はここに「士幌らしさ」を感じています。地域の絆を大切にし、一生懸命この地で自分の使命と仕事に向き合い、一生懸命地域で楽しいことを考える。そんな我が町しほろ町がとても好きです。

夢想農園を通して生まれた、atLOCALは、この士幌町の日常をより多くの観光客の皆さんに共感していただけるような道の駅を目指しています。

atLOCAL